こんにちは、silverです。
対策版の戦略編で書いた通り、今後はブラックジャックでオンラインカジノを攻略していきたいと思います。
ブラックジャックのルールや遊び方を知らない方はまず「オンラインカジノで遊びながらブラックジャックのルールを覚える」を参照してください。実際のオンラインカジノの画面で遊び方を紹介しています。
さて、ブラックジャック攻略の一番の基礎となるのが、このベーシックストラテジーです。(直訳通りに基本戦略です)
最終的にはカードの数を数える手法「カウンティング」を使って攻略するのですが、カウンティングは残っているカードによってこのベーシックストラテジーをちょっとずつ変化させていく手法です。
なので最初にベーシックストラテジーを基礎として身に付けておく必要があります。
単にベーシックストラテジーを身に付けるだけでも還元率が99.5%程度になります。
一番最後にPDFとエクセルでまとめた表をアップしてあるので、せっかちな方は以下目次から飛んでダウンロードしてお使いください。
ベーシックストラテジーの考え方
基本的な考え方は「ディーラーの アップカード と自分の手をみて一番確率的に有利な手は何か?」です。
例えばディーラーの アップカード が「6」なら バスト する確率が高いので、自分の手が「12」のときは スタンド してバストしないようにする。とかが全ての組み合わせで分かるように表になっています。
ベーシックストラテジー表
ソフトとハードとペア
ベーシックストラテジー表は、自分の手によって3つの表があります。
- 自分の手が ハード の時
- 自分の手が ソフト の時
- 自分の手が ペア の時
ソフトとハードというのは、Aを含んで2つの値を取れる手がソフト、1つの値しか取れない手がハードです。
ソフト: 「A」と「3」で 4 or 14 など。S14などと表記して、ソフトフォーティーンと読みます。(このブログではA3とも書くことにします)
ハード:「10」と「4」で14など。単に14などと表記して、普通にフォーティーンと読みます。もちろんジュウヨンと読んでもいい。
ペアは「2」と「2」で4など。同じ数字の2組の場合をペアと呼びます。ペアの場合は スプリット が可能です。
ベーシックストラテジー表の解説
さっそく実際に表を見ていきます。どうしてこういう戦略になっているのかも分かる範囲で解説していきます。
表の記号の意味
H : ヒット
S : スタンド
D : ダブルダウン。できない場合はヒット
DS: ダブルダウン。できない場合はスタンド
SP: スプリット。できない場合はハードのストラテジーに従う
自分の手がハードの時
まずは自分の手がハードの時。ベーシックストラテジー表は以下になります。
HARD | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
<7 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
8 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
9 | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
10 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
11 | D | D | D | D | D | D | D | D | D | H |
12 | H | H | S | S | S | H | H | H | H | H |
13 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
14 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
15 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
16 | S | S | S | S | S | H | H | H | S | H |
17 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
>18 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
表の見方は、
まず、横に並んでる2~Aの列がディーラーのアップカードの数字です。
次に、縦に並んでいる行が自分の手の合計の数字です。<7は7以下、>18は18以上です。
自分の数字には、枚数は関係ありません。2+2+6+3でも13だし、3+10でも13の行を見ます。
例えば、ディーラーのアップカードが7でこちらの合計が11の時は横軸7、縦軸11の交わるマスを見ます。
そうすると「D」になっているので、最善手は「ダブルダウン」ということが分かります。
自分の手が12以上の場合
自分の手が12以上の場合は、バストする可能性があります。
このため、ディーラーの手が弱い(6以下)の時は基本的にスタンドしてディーラーのバストを待ちます。
アップカードが2、3の時は意外と強い手に発展する可能性があるので、比較的バストしにくい12の時だけヒットします。
逆にディーラーの手が強い(7以上)時は、16まではリスクを取ってヒットします。
このときディーラーの隠れたカードは10と予測していると考えると分かりやすいです。(実際10になる確率は約31%で一番高い)
アップカードが7のとき、隠れたカードが10だとするとディーラーは17となるので役が確定しバストしません。また数字が大きくなるほどバストしにくいので強いカードになります。
10 vs 16の時は、ヒットとスタンドどちらも悪い意味であまり変わりません。ヒットしてもバストしやすく、スタンドしてもディーラーはバストしにくい。もし サレンダー ができるならサレンダーします。
自分の手が17以上の時はバストする確率が高すぎるのでスタンドします。
自分の手が9から11の時
自分の手が9~11の場合は割と良い手ができる可能性が高いです。(=強い手です)
この時も、次に引いてくるカードが10だと考えると分かりやすいです。
11なら21という最強カードになりやすく、また絶対にバストしません。
なので、自分が11ならディーラーのカードがA以外のときはダブルダウンして勝負を賭けます。
10の場合は11と比べると少し弱いので、10とA以外の時にダブルダウンします。
9だとさらに弱くなるので、ディーラーがバストしやすい3~6の時のみダブルダウンします。
自分の手が8以下の時
絶対にバストしないのでヒットして手を強くします。
また1枚しか引けないとあまり強くならない可能性が高いのでダブルダウンもしません。
自分の手がソフトの場合
表の見方はハードの時と同じです。縦軸はA+2~A+9までです。(2~9の部分の枚数は問いません。A+6でもA+2+4でもどちらもS17)
A+Aはペアの表を見てください。
A+10はその時点で役が確定するので次の手はありません。
SOFT | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A2(S13) | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A3(S14) | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A4(S15) | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A5(S16) | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A6(S17) | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
A7(S18) | H | DS | DS | DS | DS | S | S | H | H | S |
A8(S19) | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A9(S20) | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
S17以下の場合
手がソフトの場合はハードと違って絶対にバストしないので、S17 (A+6)まではヒットします。17というのはディーラーがバストしない限り引き分けにしかならない弱めの手なので、より強い手を目指します。
ダブルダウンの考え方もハードの場合と異なります。
基本的にはディーラーのバストを待ちながら強い手ができればラッキーという考えでダブルダウンします。
数字が小さくなるほど最終的な手が弱い可能性が高くなるので、ダブルダウンするアップカードの幅が減ります。
S19以上の場合
ヒットしても元より弱い手になってしまう可能性が高いのでスタンドします。
S18の場合
ちょうど上記2つの中間です。
アップカードが8以下なら、引き分け以上となる可能性が高いので手を崩さないようスタンドします。ダブルダウンが可能なら3~6の時にはディーラーのバスト狙いで勝負します。
アップカードが2、9、10の場合はディーラーの手が強くなる可能性が高いのでヒットしてさらに強い手を狙います。
自分の手がペアの場合 (スプリット後のダブルダウンあり)
ペアの場合はスプリットが出てきます。
スプリット後にダブルダウンできるかどうかで、表が2種類あります。以下の表はスプリット後にダブルダウンできる場合の表になります。
PAIR | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2・2 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
3・3 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
4・4 | H | H | H | H | SP | H | H | H | H | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
6・6 | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H | H |
7・7 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
8・8 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP |
9・9 | SP | SP | SP | SP | SP | S | SP | SP | S | S |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・A | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP |
以下はスプリット後にダブルダウンできない場合です。(ダブルダウンできる場合との違いは、2、3、4、6のペアにしかありません。他は同じです)
PAIR | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2・2 | H | H | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
3・3 | H | H | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
4・4 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
6・6 | H | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H | H |
7・7 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
8・8 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP |
9・9 | SP | SP | SP | SP | SP | S | SP | SP | S | S |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・A | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP |
8のペア
そのままだと16というバストしやすく弱い手なので、アップカードに関わらずスプリットします。
10のペア
20という強い手を崩さないためスタンドするのが常識とされていて、10をスプリットすると下手くそと馬鹿にされます。(実は高度なプレーな場合もあります)
Aのペア
強い手に発展する可能性が高いのでスプリットします。スプリット後に追加でヒットできない場合が多いです。
9のペア
アップカードが10、Aという強いカードの場合を除いてスプリットしてより強い手を狙います。アップカードが7の時は18で勝てるのでスタンドします。
5のペア
ハードの10として扱ってダブルダウンで勝負します。
4のペア
4は弱い手になりやすいので基本的には8のままヒットします。ダブルダウンができる場合はアップカードが6の時のみディーラーバスト狙いでスプリットします。
2、3のペア
最終的に強い手に発展しやすいので、スプリット後にダブルダウンできる場合はアップカードが7以下ならより強い手を狙ってスプリットします。ダブルダウンできない場合は、ディーラーが4~7の時のみスプリットします。(なぜ3~6じゃないのかは知りません)
6、7のペア
アップカードが自分の数字より小さいときにスプリットしてディーラーのバスト狙いと組み合わせてより強い手を狙います。ダブルダウンできない場合は、アップカードが2の時のみ6をスプリットせずヒットします。
ベーシックストラテジー表(PDF、EXCEL)
上記の表を1つのファイルにまとめたので良かったら以下からダウンロードしてご使用ください。
まとめ
これで基本的なブラックジャックの武器はそろいました。カウンティングの基礎にもなるのでぜひ使い込んで身に付けてください。
といっても、オンラインカジノで遊んでいれば自然と身につくと思います。スプリットは難しいですけどね。
戦略変更に伴ってオンラインカジノをカジ旅に変えてから、遊んでいて色々気づいたことがあるので暫くはその内容を書いていきたいと思います。
それではまた。